令和5年度 チャレンジプロジェクト

「地域の未来を拓く人財育成プロジェクト」

 

 

【事業の目的】

地域の特性を活かし,地域に貢献できる人財の育成を図る

【事業名称】

地域の未来を拓く人財育成プロジェクト

【事業目標】

地域の課題を見つけ,自ら積極的に解決することができる,
国際感覚を持った地域社会の担い手・創り手となる人財の育成

 

【事業内容】       

(1) 本校が持つ演習林と施設を活かしたオオクワガタの養殖およびイベント等における展示・販売

(2) 大子町及び近隣の小中学校を対象とした体験活動

(3) タイ王国の高校生との交流

(4) 学校設定科目「未来探求」において地域が抱える課題解決に取り組む

(5) ドローン講習会

(6) 地元の介護福祉施設での実習

(7) 卒業生・地元の有識者による講演会・交流会

(8) 地元企業でのインターンシップ

 

 
2023.10.17~26 国際交流事業

 10月17日(木)~26日(木)の10日間、国際交流事業として、姉妹校であるタイ王国カセサート大学附属高校の生徒4名と教員2名をお迎えし、さまざまなプログラムを通して交流を深めました。この事業は、大子一高時代の平成5年度に始まり今年で30年目を迎えますが、コロナ禍で平成元年度を最後に休止しており、今年度3年ぶりに再開することができました。タイの生徒たちは授業やアクティビティに意欲的に参加し、ホームステイで日本の文化を体験し、短い期間でしたが交流を深めることができました。異文化を積極的に学ぼうとする彼らの姿勢からは、本校の生徒も学ぶことが多かったと思います。12月には、本校の生徒がタイを訪問する予定です。

10.18 歓迎式

 

10.18 大子町長表敬訪問

 

10.19 だいご小学校訪問

 

10.20 英語コミュニケーションⅢ

 

10.20 演奏研究

 

10.23 書道

  

10.24 林産加工

 

10.25 フードデザイン

 

10.25 歓送式

 

2023.10.18 袋田小学校福祉体験学習

 福祉系列2年生が、袋田小学校にて3・4年生13名を対象に福祉体験学習を実施しました。高齢者疑似体験では、視野狭窄ゴーグルを装着して目が見えづらいという体験や、手足に重りやサポーターを付けて、手足が思い通りに動かせないといった体験を行いました。また、車いす体験では、安全な車いす介助の方法や利用者が安心する声掛けの仕方などを行いました。

 体験した児童からは「お年寄りが困っていたら、優しく声を掛けてあげたい」や「車いすに乗っている人の気持ちがわかった。自分にできることがあれば手伝ってあげたい。」などの感想が聞かれました。体験学習を通して、小学生が福祉に興味・関心をもってもらえて嬉しいです。また、福祉系列の生徒が授業で学んだ知識を活かして体験学習を実践することができ、成長を感じる機会となりました。

 

 

2023.9.11 上小川小学校福祉体験学習

 上小川小学校5年生9名が来校し、福祉体験学習を実施しました。体験学習では、福祉系列の生徒が中心となり、視覚障害者体験や車いす体験を行いました。体験した児童からは「障害者や高齢者の気持ちがわかった。」や「車いすを押す時は、声掛けがあると安心することがわかった。」などの感想が聞かれました。

 体験学習を通して、小学生が福祉に興味・関心をもってもらえて嬉しいです。また、福祉系列の生徒が授業で学んだ知識を活かして体験学習を実践することができ、成長を感じる機会となりました。

 

 

2023.8.6 水戸黄門まつりオオクワガタ販売会

 8月6日(日)、第63回水戸黄門まつりで、本校森林科学コースの生徒たちがオオクワガタの販売会を行いました。課題研究で大事に育てた立派なオオクワガタに、集まった子どもたちは興味津々でした。

 

2023.6.23 大子町庁舎視察

 総合学科の1年生が、「産業社会と人間」の授業の一環として、大子町新庁舎の施設や議会の議場を視察しました。木造の新しい庁舎を見学し、職員の方から説明を受けました。自分の生活と町との関わりについて、深く考えるきっかけとなったことと思います。

 

2023.5.9 福祉系列2・3年 校外学習ダイアログ・イン・ザ・ダーク

 福祉系列の2・3年生がダイアログ・ミュージアム「対話の森」で開催されているダイアログ・イン・ザ・ダークに参加しました。生徒たちは、視覚障害者の方が使用する“白杖(はくじょう)”という杖を持ち、真っ暗闇での歩行やカフェでの飲食、ブラインドサッカーなどさまざまな生活体験をしました。生徒たちは視覚以外の聴覚や触覚、嗅覚を最大限に活用し、お互いに工夫してコミュニケーションを図ることができました。生徒からは「最初は目が見えないということが怖かったが、視覚以外の感覚を使って暗闇を楽しむことができた。」「視覚障害者の方は“見えない”というだけで、私たちと何も変わらない生活をしていることがわかった。これからの支援に活かしたい。」などの感想が聞かれました。

  

2023.4.27 福祉系列2・3年【大子町新庁舎の見学・講話】

 福祉系列の2・3年生がバリアフリーやユニバーサルデザイン、防災の視点で大子町の新庁舎を見学しました。新庁舎は大子町産材を含めた純木材の庁舎で、「すべての人にやさしく利用しやすい庁舎」「防災拠点としての災害に強い庁舎」などを基本理念として造られたそうです。

見学後、福祉課の職員の方に「大子町の福祉」についてご講話いただきました。大子町の高齢化率は47.8%(2023年4月1日時点)で、2025年には高齢化率50%を超える見込みであることを知りました。高齢化率が進む大子町において、介護DX(デジタルトランスフォーメーション)やスマート介護など、最先端の介護技術を導入している取り組みについて学ぶことができました。

  

2023.04.21 「未来探究」

 4月21日(金)の1・2時間目に、「未来探究」の授業として、大子町役場まちづくり課の職員、地域おこし協力隊の鈴木友貴先生をお招きし、地方創生の取り組みについての特別講義を実施しました。1時間目は、講師の先生方から大子町の現状と地方創生の取り組みについてお話しいただき、2時間目には、ショート動画で大子町をPRするというワークショップを行いました。短い時間でしたが講師の先生方の支援により、生徒たちからはユニークなアイデアが数多く発表されました。

  

2022.11.15 福祉系列2.3年【社会人講師による講話】

 吉成医院の栗山様、高原様にお越しいただき、地域での生活支援やボランティア活動、理学療法士の仕事内容等についてご講話をいただきました。生徒たちは質問や意見交換をするなど、積極的に参加していました。生徒からは「大子町で行われている学習・教育支援について知ることができた。子どもの孤立に焦点をあてた取り組みはとても素敵だと思った。今後ボランティアに積極的に参加していきたい。」や「理学療法士の仕事内容や利用者への関わり方、精神的サポートの重要性を学んだ。」などの感想が聞かれました。

  

2022.6.14 福祉系列3年 施設実習

 6月14日に福祉系列3年生が2回目の施設実習を行いました。施設実習は全16回行われ、いずれも大子町内の高齢者施設で実施されます。今回の施設実習では、実際に利用者様の食事介助や排泄介助、入浴介助、シーツ交換などを行いました。生徒たちは学校で学んだ基礎的な知識や技術を基に、施設で実践的に学んでいます。今後の生徒たちの成長を期待しています。

  

2022.6.9 ドローン講習

 本校では、関係各位の協力の下、森林科学コースのカリキュラムの中にドローンの利活用方法に関する、講義と実技を組み入れています。最終的には、「ドローン操縦士回転翼3級」の取得を目指し、昨年度は全員が合格しました。本年度もその講義と実技訓練が本格的に開始されました。

 

2022.6.8 いちご農家インターンシップ

 本年も、大子町のイチゴ農家の協力を得て、農林科学科の2,3年生による「いちご農家インターンシップ」が行われました。イチゴ狩りシーズン終了後に合わせて、残っていた苺の実を全て摘み取り、次のシーズンに向けた畝の整備などを行いました。収穫したイチゴはジャムに加工したりして、様々な学びのための教材として活用させていただきました。

 

2022.5.18 上小川小学校での田植え交流

 農林科学科全生徒による「田植え実習」が行われました。今年は小雨交じりの天気でしたが、1,2年生は横一列に並んでの「手植え」、3年生は一人一人操作を教わっての「機械植え」を実践しました。2年生はさすがに昨年の経験があるので、スムーズでした。1年生も終盤になるにつれてコツをつかんだようです。3年生の機械植えは、操作の飲み込みが皆早いのに驚きました。多くの学年担当の先生方が、一緒に田植えをしてくれたのは嬉しいことでした。

  

2021.10.22 ドローン講習実技試験

 「ドローン講習実技試験」が行われました。「高校生のドローン操縦認定資格取得」は全国初の取組でしたが、認定までの数々の過程を授業に組み込み、この日最終の実技試験まで来ました。この日を迎えるまでには、ドローン操縦士協会(DPA)、ドローン・テクニカル・カレッジ(DTC)を始め、地元大子町、林野庁等、各方面からの多大なご支援ご協力をいただきました。結果は6人全員が合格。今後、人材不足を解消し効率的で安全な林業(スマート林業)の実現のため、この資格を有効に活用してほしいと思います。

  

 

2021.10.21 ワールドキャラバン国際理解教育

 「ワールドキャラバン国際理解教育」を実施し、本校の姉妹校であるカセサート大学附属高校のあるタイ王国について理解を深めました。本年度はコロナ禍の影響もあり交換留学は自粛しましたが、JICAの協力によりタイ出身の木村プラタナさんに講師をお願いできました。プラタナさんにはタイの踊りを披露してもらったり、タイ語やタイ料理タイの文化について映像を交えて説明していただきました。講義後の生徒諸君の活発な質問の様子が印象的でした。

  

  

2021.7.30~31 水戸京成百貨店オオクワガタ販売会

 7月30日31日の両日、水戸市の京成百貨店において、「オオクワガタ販売会」が行われました。オオクワガタの養殖は本校林業科学コース独自の取組。元々は、林業実習で出た木材の再利用に、クワガタの卵の植え付けを行ったことから始まりました。「黒いダイヤ」とも呼ばれるオオクワガタを、10センチ近くまで成長させるためには、毎日の世話と温度管理、そして細かなデータ取りが欠かせません。昨年度はコロナ禍で販売を見合わせ、その分を地元の小中学校に寄贈させていただきましたが、今年は生徒の社会経験のためにと、水戸京成百貨店様のご協力で販売を実施しました。大切に育てたオオクワガタは全て完売しました。

  

2021.7月下旬~ 第2学年インターンシップ

 第2学年のインターンシップが、地元の10の企業・施設様の御協力のもと、実施されました。参加生徒は、2年生15名。来年の進路実現のための貴重な実習の機会です。期間は長い所で3日間受け入れていただきました。職種は、ホテル・飲食のサービス業、医療関係、建設会社、保育園、町役場など様々。このコロナ禍の中、実施も危ぶまれましたが、快く受け入れていただいた皆様の心遣いから、改めて本校に寄せられる期待の大きさを感じました。

 

2021.6.10 いちご農家インターンシップ

 農林科学科の2,3年生による「いちご農家インターンシップ」が、本校芦野倉農場下のいちご農園の協力を得て行われました。イチゴ狩りの季節の終了に合わせて、最後に残っていた苺の実を全て摘み取り、次のシーズンに向けた畝の整備などを行いました。当日は天気に恵まれたものの、ハウスの中の温度は40度超。その様な中、熱中症や体調不良者も出さず、いちご狩りの華やかな面と、そのための準備の大変な面の両方を学ぶことができました。

 

 

2021.6.3 だいご小学校3年生農業体験

 だいご小学校の3年生が、体験学習の一環で本校の芦野倉農場を訪れ、農林科学科の2年生に教わりながら、「蒟蒻芋の植付作業」を行いました。地元大子の特産品である「蒟蒻」がどのようにして作られるのか、育てるのにどんな苦労があるのかといったことを教わりながら、児童たちは食べ物の大切さや美味しいものができる秘密などに聞き入っていました。種芋を等間隔に並べて植える作業では、本校生が、小学生にも分かる様に丁寧に教えている姿が印象的でした。

 

 

2021.5.20 上小川小学校での田植え交流

 農林科学科2年生による「田植え交流」が、大子町立上小川小学校の学習田で行われました。前の週に行った「田植え実習」の成果を発揮し、親切に分かりやすく教えている様子が印象的でした。廣木恒夫校長先生のお話では、全児童がこの日の来るのを心待ちにしていたとのことです。学習田は各学年ごとに区分けされており、はじめは1~3年生が、次の時間は4~6年生が田植えを経験。引き上げてきた児童の泥だらけの笑顔と本校生の優しい表情が印象的でした。