令和4年度 チャレンジプロジェクト

「地域の未来を拓く人財育成プロジェクト」

 

 

【事業の目的】

地域の特性を活かし,地域に貢献できる人財の育成を図る

【事業名称】

地域の未来を拓く人財育成プロジェクト

【事業目標】

地域の課題を見つけ,自ら積極的に解決することができる,
国際感覚を持った地域社会の担い手・創り手となる人財の育成

 

【事業内容】       

(1) 本校が持つ演習林と施設を活かしたオオクワガタの養殖およびイベント等における展示・販売

(2) 大子町及び近隣の小中学校を対象とした体験活動

(3) タイ王国の高校生との交流

(4) 学校設定科目「未来探求」において地域が抱える課題解決に取り組む

(5) ドローン講習会

(6) 地元の介護福祉施設での実習

(7) 卒業生・地元の有識者による講演会・交流会

(8) 地元企業でのインターンシップ

 

 
2022.11.15 福祉系列2.3年【社会人講師による講話】

 吉成医院の栗山様、高原様にお越しいただき、地域での生活支援やボランティア活動、理学療法士の仕事内容等についてご講話をいただきました。生徒たちは質問や意見交換をするなど、積極的に参加していました。生徒からは「大子町で行われている学習・教育支援について知ることができた。子どもの孤立に焦点をあてた取り組みはとても素敵だと思った。今後ボランティアに積極的に参加していきたい。」や「理学療法士の仕事内容や利用者への関わり方、精神的サポートの重要性を学んだ。」などの感想が聞かれました。

  

2022.6.14 福祉系列3年 施設実習

 6月14日に福祉系列3年生が2回目の施設実習を行いました。施設実習は全16回行われ、いずれも大子町内の高齢者施設で実施されます。今回の施設実習では、実際に利用者様の食事介助や排泄介助、入浴介助、シーツ交換などを行いました。生徒たちは学校で学んだ基礎的な知識や技術を基に、施設で実践的に学んでいます。今後の生徒たちの成長を期待しています。

  

2022.6.9 ドローン講習

 本校では、関係各位の協力の下、森林科学コースのカリキュラムの中にドローンの利活用方法に関する、講義と実技を組み入れています。最終的には、「ドローン操縦士回転翼3級」の取得を目指し、昨年度は全員が合格しました。本年度もその講義と実技訓練が本格的に開始されました。

 

2022.6.8 いちご農家インターンシップ

 本年も、大子町のイチゴ農家の協力を得て、農林科学科の2,3年生による「いちご農家インターンシップ」が行われました。イチゴ狩りシーズン終了後に合わせて、残っていた苺の実を全て摘み取り、次のシーズンに向けた畝の整備などを行いました。収穫したイチゴはジャムに加工したりして、様々な学びのための教材として活用させていただきました。

 

2022.5.18 上小川小学校での田植え交流

 農林科学科全生徒による「田植え実習」が行われました。今年は小雨交じりの天気でしたが、1,2年生は横一列に並んでの「手植え」、3年生は一人一人操作を教わっての「機械植え」を実践しました。2年生はさすがに昨年の経験があるので、スムーズでした。1年生も終盤になるにつれてコツをつかんだようです。3年生の機械植えは、操作の飲み込みが皆早いのに驚きました。多くの学年担当の先生方が、一緒に田植えをしてくれたのは嬉しいことでした。

  

2021.10.22 ドローン講習実技試験

 「ドローン講習実技試験」が行われました。「高校生のドローン操縦認定資格取得」は全国初の取組でしたが、認定までの数々の過程を授業に組み込み、この日最終の実技試験まで来ました。この日を迎えるまでには、ドローン操縦士協会(DPA)、ドローン・テクニカル・カレッジ(DTC)を始め、地元大子町、林野庁等、各方面からの多大なご支援ご協力をいただきました。結果は6人全員が合格。今後、人材不足を解消し効率的で安全な林業(スマート林業)の実現のため、この資格を有効に活用してほしいと思います。

  

 

2021.10.21 ワールドキャラバン国際理解教育

 「ワールドキャラバン国際理解教育」を実施し、本校の姉妹校であるカセサート大学附属高校のあるタイ王国について理解を深めました。本年度はコロナ禍の影響もあり交換留学は自粛しましたが、JICAの協力によりタイ出身の木村プラタナさんに講師をお願いできました。プラタナさんにはタイの踊りを披露してもらったり、タイ語やタイ料理タイの文化について映像を交えて説明していただきました。講義後の生徒諸君の活発な質問の様子が印象的でした。

  

  

2021.7.30~31 水戸京成百貨店オオクワガタ販売会

 7月30日31日の両日、水戸市の京成百貨店において、「オオクワガタ販売会」が行われました。オオクワガタの養殖は本校林業科学コース独自の取組。元々は、林業実習で出た木材の再利用に、クワガタの卵の植え付けを行ったことから始まりました。「黒いダイヤ」とも呼ばれるオオクワガタを、10センチ近くまで成長させるためには、毎日の世話と温度管理、そして細かなデータ取りが欠かせません。昨年度はコロナ禍で販売を見合わせ、その分を地元の小中学校に寄贈させていただきましたが、今年は生徒の社会経験のためにと、水戸京成百貨店様のご協力で販売を実施しました。大切に育てたオオクワガタは全て完売しました。

  

2021.7月下旬~ 第2学年インターンシップ

 第2学年のインターンシップが、地元の10の企業・施設様の御協力のもと、実施されました。参加生徒は、2年生15名。来年の進路実現のための貴重な実習の機会です。期間は長い所で3日間受け入れていただきました。職種は、ホテル・飲食のサービス業、医療関係、建設会社、保育園、町役場など様々。このコロナ禍の中、実施も危ぶまれましたが、快く受け入れていただいた皆様の心遣いから、改めて本校に寄せられる期待の大きさを感じました。

 

2021.6.10 いちご農家インターンシップ

 農林科学科の2,3年生による「いちご農家インターンシップ」が、本校芦野倉農場下のいちご農園の協力を得て行われました。イチゴ狩りの季節の終了に合わせて、最後に残っていた苺の実を全て摘み取り、次のシーズンに向けた畝の整備などを行いました。当日は天気に恵まれたものの、ハウスの中の温度は40度超。その様な中、熱中症や体調不良者も出さず、いちご狩りの華やかな面と、そのための準備の大変な面の両方を学ぶことができました。

 

 

2021.6.3 だいご小学校3年生農業体験

 だいご小学校の3年生が、体験学習の一環で本校の芦野倉農場を訪れ、農林科学科の2年生に教わりながら、「蒟蒻芋の植付作業」を行いました。地元大子の特産品である「蒟蒻」がどのようにして作られるのか、育てるのにどんな苦労があるのかといったことを教わりながら、児童たちは食べ物の大切さや美味しいものができる秘密などに聞き入っていました。種芋を等間隔に並べて植える作業では、本校生が、小学生にも分かる様に丁寧に教えている姿が印象的でした。

 

 

2021.5.20 上小川小学校での田植え交流

 農林科学科2年生による「田植え交流」が、大子町立上小川小学校の学習田で行われました。前の週に行った「田植え実習」の成果を発揮し、親切に分かりやすく教えている様子が印象的でした。廣木恒夫校長先生のお話では、全児童がこの日の来るのを心待ちにしていたとのことです。学習田は各学年ごとに区分けされており、はじめは1~3年生が、次の時間は4~6年生が田植えを経験。引き上げてきた児童の泥だらけの笑顔と本校生の優しい表情が印象的でした。